ミサイル発射なら国連対応も 北朝鮮巡り日

全日空が4月から、客室乗務員の乗務マニュアルを従来の紙からタブレット端末「iPad(アイパッド)」に完全に切り替えることを決め、事前試行で乗務前の打ち合わせなどに活用し始めている. 紙では2.1キロの重さだが、iPadだと約700グラムに軽量化. サービスの仕方なども動画で見ることができるようになる. 新型機「B787」に乗務している客室乗務員の永島円さん(38)は「機内設備の操作手順は機種ごとに違うので、動画で見られると覚えやすい. 見たいページも検索機能ですぐ出せるし、便利です」. 同社は今後、機内販売の際に乗客に見せるなど機内サービスにも活用できないか、検討するという. 日中韓3カ国の外相は7日、中国浙江省寧波市でそれぞれ2国間会談を行い、北朝鮮が予告した長距離弾道ミサイル発射の自制を求めることで一致した. また、北朝鮮がミサイル発射を強行した場合、国連安全保障理事会での対応も検討が必要との認識を示した. 北朝鮮が3月中旬に「人工衛星」と主張するミサイルを12~16日に発射すると予告後、日中韓の外相が顔をそろえるのは初めて. 玄葉光一郎外相は中国の楊潔チー(ヤン・チエチー、チーは竹かんむりに褫のつくり)外相に対し、中国が密接なパイプを持つ北朝鮮に、発射中止を働きかけるよう要請した. また、両外相は北朝鮮の動向に憂慮を共有し、「事態が悪化しないよう発射の自制を求めて日中韓で緊密に協力する」との方針で合意した.