韓国原発の電源喪失事故隠し、前所長ら組織

2日の東京株式市場は、日経平均株価が4営業日ぶりに上昇し、終値は前週末より26円31銭(0.26%)高い1万0109円87銭だった. 前週末の米国株式市場の値上がりを好感した. 外国為替市場で一時、円安傾向が進み、自動車や電機などの輸出関連株が買い戻された. 上げ幅は一時、100円を超えたが、値上がりした株をいったん手放して利益を確定する売りが強まり、小幅高で取引を終えた. 日銀が2日朝発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)で、足元の景況感は市場予想を下回ったが、「世界景気の先行きに楽観的な見方が広がっており、株式市場への影響は限定的」(大手証券)との見方もある. 東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同1.70ポイント(0.20%)高い856.05. 出来高は21億6千万株だった. 韓国の原発で最も古い古里(コリ)原子力発電所(釜山=プサン=、蔚山=ウルサン=市)1号機ですべての電源が一時喪失し、1カ月以上国に報告していなかった問題で、本社への異動を控えた同原発の前所長の指示で組織ぐるみで事故隠しを図っていたことが事故調査関係者の話で分かった. アシックス バッシュ 原発を運営する公営企業「韓国水力原子力」は15日、「きちんと報告をしなかった責任を問う」として前所長を解任した. 調査をしている国の原子力安全委員会によると、1号機で2月9日、電源関連装置のテスト中に外部電源が止まり、非常用のディーゼル発動機も作動せず、12分間電源が失われた.