ワンダーク・シャドウ』

開催店舗などは順次公開 バンダイナムコゲームスは、2012年3月1日発売予定のプレイステーション3用ソフト『 ワンピース 海賊無双 』の発売に先駆け、2012年1月28日(土)より、全国のテレビゲームショップやイベントスペースにて体験会を開催することを決定した. 開催日時や場所などの詳細は、『 ワンピース 海賊無双 』の公式ホームページ(→ こちら )にて、順次公開される. (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション (C)2012 NBGI. ティム・バートンがマトモになったら映画がつまらなくなります. 久しぶりにティム・バートンジョニー・デップダニー・エルフマンがコラボした映画が見れると楽しみにしていたのに、蓋を開けるとティム・バートンのモヤシっ子魂は完全に行方不明. こりゃジョニー・デップの見てくれだけを楽しむファン以外には厳しそうですなぁ~. まずこの映画の見所は? と聞かれれば、正直なところエヴァ・グリーンの色気以外ではジョニー・デップがヴァンパイアのコスプレを楽しんでいるだけとしか答えようがありません. 本来ならこの手の映画は196年ぶりに復活したヴァンパイアのバーナバスがカルチャーギャップに戸惑いながらも落ちぶれた末裔のために一肌脱にいで頑張る中で、魔女アンジェリークと対決していく面白さを観客に期待させるもの. なのに幸せいっぱいの家庭を築いてモヤシっ子魂もひねくれ魂も消えてしまったティム・バートン監督が描いているのはバーナバスとアンジェリークの痴話喧嘩だけで、しかもこの痴話喧嘩も罵り合う面白さがあるのかといえば全くなく、ただヴァンパイアと魔女の特性を活かして暴れまわるだけなんですよね. ですから必然的にコリンズ一家は完全にオマケ扱いのため、どのエピソードも薄っぺらいこと. 家長エリザベスは特に重要な活躍もしませんし、母親の霊が見えるというデイヴィットもバーナバスのために棺を開けて赤いパンツを取ってあげただけでここ一番では戦いを霊体化した母親に任せただけ. さらに反抗的な娘のキャロリンにいたっては、クライマックスで取って付けたようにオオカミ人間だったことを明かす始末. オオカミ人間を描いたTVアニメ番組を見ていたのはバーナバスとホフマン女医だったのに、これはネタふりとしては明らかにおかしいでしょ! つまりティム・バートンが1960年代後半にアメリカで流行ったTV番組である「ゴシック・ソープ・オペラ」を映画として復活させようとしている割には、その番組に対する愛もヲタク魂も全く感じられないんです. そもそもこの監督の世界観というのは『エド・ウッド』に代表されるように、観客がこの題材を知っていようが知っていまいが関係なく自分はこのヲタク魂を映画に投影させたいんや~! という強い想いで構成されているもの. その基本要素が感じられなくなったら、この監督はもう終わりですよ. 結局コスプレ大好きなジョニー・デップがヴァンパイア役を楽しんでいる姿を眺めて、 『007カジノ・ロワイヤル』 の頃は処女みたいな雰囲気だったのがいつの間にか蓮っ葉な女になったかのようなエヴァ・グリーンの色気を味わって終わりの映画になってしまっているんですよね. 出来ればこれだけ個性豊かな女優陣を揃えているのですから、バーナバスが家長エリザベス、小生意気娘キャロリン、魔女アンジェリーク、強欲女医ホフマン、かつての恋人そっくりな家庭教師ヴィクトリアの間でちょこまかやってくれる映画の方がはるかに面白くなっていたはずと思うのですが、まぁ幸せいっぱいでモテない魂さえも忘れてしまったティム・バートンにはそんな花園には興味もないんでしょう. あぁ~、ダニー・エルフマンのダークな音楽とジョニー・デップのチンチクリンなキャラクターを活かせなくなったティム・バートン作品なんて見たくなかったです. 深夜らじお@の映画館 はモテない時期を過ごした男こそヲタク魂とひねくれた世界観と愛を持つべきだと信じています. ※お知らせとお願い ■ 【元町映画館】 に行こう. いよいよ夏の高校野球が甲子園で開幕する8月. 我らが兵庫県の代表校は70年ぶりに出場を決めた関西学院高等部. 是非甲子園で快進撃を! と期待する一方で、映画館はというとファミリー映画ばかりで、しかもその傾向は8月も続く様子. もう少しバランスよく公開してほしいと願いつつも、今回も8月の注目作をピックアップしてみます. 『サマーウォーズ』 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版: 破』 と並ぶ今年最大の注目作. 何と言ってもあの 『時をかける少女』 の細田守監督最新作ですからね. これを見ずして夏映画の何を見る! ってなもんですよ. 『ナイトミュ-ジアム2』 1作目 は面白かったですし、今回もベン・スティラーオーウェン・ウィルソンのコンビは健在というのが映画ファンとしては嬉しいところ. また2人でアホなことばかりしてくれるんだろうなぁ~. 『HACHI 約束の犬』 予告編の段階で既に号泣してますが、それでもラッセ・ハルストレム監督作品なんで必ず見ます. ただ地元では吹替版ばかり. 頑張って字幕版上映館を探さなきゃ. 『96時間』 パリを舞台としたハードボイルドで、リーアム・ニーソンが主演というのは楽しみですが、ただリュック・ベッソン製作が一番の懸念材料. 大丈夫かな~? 『20世紀少年-最終章-』 原作とは違うというラストはどうなるのか? と言っても私は原作を読んでませんので、そこらへんは特に気にせず. でも昨夏から見てきた短い旅もついに終わりの時. どんな感動が待っていることやら. 『ボルト』 字幕版は兵庫県では上映なし. でも犬映画はどうしても気になってしまうんですよね~. ですから仕方ないですが吹替版で見ます. 『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』 なんか気になるんです. なんか・・・. 『肩をたたく人』 神戸ではようやくお盆に公開. 評判はいいみたいですよね~. あと公開初日から2日間だけ 500円で見れる 『宇宙へ』は未だに上映館が分からないので今のところは未定. 『トランスポーター3』は1年ほど待てばTV放送してくれるでしょうし、『G.I.ジョー』はアメコミ作品飽和状態で興味なし. 男子禁制の『そんな彼なら捨てちゃえば? 』や堺雅人さん主演の『南極料理人』も興味はあれど時間の都合で多分パスになると思います. それでも今月は地味に見たい映画が多いです. でも個人的には『サマーウォーズ』さえ見れればそれで満足なんですけどね♪ 深夜らじお@の映画館 は明日『サマーウォーズ』を見てきます.