旗判定くつがえる 海老沼が準決勝進出 柔

29日、ヤクルト7―6阪神) ヤクルトはミレッジの美技が逆転勝ちを呼び込んだ. 5点差を追いついた直後の8回1死一、二塁. 右中間を抜けそうな新井貴の打球に頭から飛びこんで、すくいとった. 「ボールがバットを離れた瞬間、いい読みができた. 絶対、捕れる自信があった」とミレッジ. 小川監督は「スーパープレー」とたたえた.

ロンドン五輪柔道男子66キロ級の海老沼匡(パーク24)の準々決勝で、旗判定がくつがえる異例の出来事があった. 試合は延長戦を終えて決着がつかず、旗判定に. 主審と副審の計3人は全員、相手のチョ準好(チョ・ジュンホ、チョは専の寸が日、韓国)の優勢を示す青旗を挙げた. ところが、試合判定について助言する3人の審判委員(ジュリー)からの指摘で判定はやり直しに. 今度は全員が海老沼を優位とする白旗を挙げ、結果がくつがえった. 全日本柔道連盟の吉村和郎・強化委員長は「この五輪を通じて、ジュリーが試合全体を止めて指摘することが多すぎだ. こんなことは今まで見たことがない. ただ、(海老沼が優勢だったので)向こうに旗が挙がること自体がそもそもおかしい」と語った.