広島・嶋と西武・江草の交換トレード合意

広島の嶋重宣外野手(35)と西武の江草仁貴投手(31)の交換トレードに合意したと10日、両球団が発表した. 嶋は2004年に首位打者を獲得したが、昨季は出場54試合にとどまっていた. ボート女子シングルスカルロンドン五輪に出場する榊原春奈選手(18)=早大1年=には、大切な1本の映画がある. ボートに打ち込む女子高校生を描いた作品には、松山市の高校で競技に取り組んだ母の青春が投影されている. 5歳から名古屋市で育った. 球技などは得意でなく、中学では合唱部. その榊原選手がボートを始めたのは、愛知県立旭丘高校(名古屋市)に進学してからだ. 母由紀子さん(51)、父章浩(あきひろ)さん(55)は共にボートで世界選手権の出場経験があったが、娘に勧めはしなかった. ボート部に入ったのは自分でも「なんとなく」だと思っていた. しかし、振り返ると、幼いころから身の回りにはボートを意識させるものがあった. 愛媛県の母の実家には大会の表彰状が並んでいた. 小学3年の時、愛知池(愛知県東郷町)で初めて2人乗りの競技ボートに乗せてくれたのは父. 「上手だね」とほめられたのを覚えている. なかでも強い影響を受けたのが、女優の田中麗奈さんが主演した映画「がんばっていきまっしょい」(98年)だ. 原作は松山市出身の作家、敷村良子(しきむら・よしこ)さん(51)の小説. 敷村さんは愛媛県松山東高校で由紀子さんと共に女子ボート部に所属. 当時の様々な逸話が作品のもとになった. 気象情報会社ウェザーニューズは15日、民間企業として日本で初めて打ち上げる「超小型衛星」を公開した. 世界的に北極海を経由した航路が増える中、海氷の状態を観測して新たな航路を確保するのが主な目的としている. 衛星は一辺27センチの立方体で重さ約10キロ. ロシアのロケット打ち上げの際に相乗りし、上空600キロから北極海の海氷を観測する. 打ち上げは9月以降. サッカーボール 北極海は温暖化の影響とみられる海氷の減少で、夏に船が通れるようになりつつある. アジアから北極海を通ってヨーロッパへ向かうと、その距離はスエズ運河南アフリカ喜望峰経由の半分~3分の1程度. ウェザーニューズは「北極海を使う海運業者向けの航路情報を提供したい」としている. (赤井陽介).