男子500、加藤5位・長島6位 スピード

福角元伸】スピードスケートのワールドカップ(W杯)第3戦アスタナ大会は30日、カザフスタンのアスタナで第2日があり、男子500メートルで加藤条治(日本電産サンキョー)が34秒98で5位に入った. 長島圭一郎(日本電産サンキョー)は35秒02で6位、羽賀亮平(日本電産サンキョー)は35秒14で11位、及川佑(大和ハウス)は35秒19で14位だった. 優勝は34秒85を出したアルチョム・クズネツォフ(ロシア). 女子500メートルは李相花(韓)が37秒32をマークし、今季W杯開幕戦から負け無しの6連勝とした. 日本勢は辻麻希(開西病院)が38秒28で6位、住吉都(ローソン)が38秒46で10位、神谷衣理那(毎日元気)が38秒55で13位. 女子1500メートルはブリタニー・ボウ(米)が1分57秒28で優勝. 日本勢は菊池彩花(富士急)が1分59秒26で11位に入ったのが最高で、田畑真紀(ダイチ)が12位、高木菜那(日本電産サンキョー)が14位. 500メートルを欠場して1500メートルに出た小平奈緒(相沢病院)は2分0秒95で18位だった. 男子1000メートルはシャニー・デービス(米)が開幕3連勝を決めた. ソウル=中野晃】長崎県対馬から韓国人窃盗団に盗まれた国の重要文化財銅造如来立像をめぐり、韓国の文化財返還運動団体代表の僧侶、慧門(ヘムン)氏(40)が25日、日本への即時返還を韓国政府に求める行政審判を起こした. 行政訴訟も検討している. 日本にある朝鮮王朝文書などの韓国への返還を求め、実現してきた慧門氏は「不法に奪われた文化財はあるべき場所に戻すべきだというのが我々の立場だ」と主張. 立像は8世紀に新羅で作られたとされるが、「日本に渡って長い年月がたち、日本の文化財として登録されている. 実行犯の判決も確定し、盗難品であるのは明らかだ」と話す. 実行犯3人の控訴審で大田(テジョン)高裁は10月末、懲役3~4年の実刑を命じた一審判決を支持. 被告らは上告せず、刑が確定している. 日本は県文化財観世音菩薩坐像(ぼさつざぞう)とともに返還を求めるが、保管する韓国文化財庁は運搬を手伝ったとされる男の公判が継続中と主張. 観音像については「元の所有者」と主張する韓国の寺院の申請を韓国地裁が認め、日本政府への引き渡しに歯どめをかける仮処分決定が出ている.