NY発ロシア機が緊急着陸 「爆発物」との

東日本大震災の犠牲者を追悼し、復興を願い、支援に感謝する催しが8日、海外の大使公邸などで相次いで開かれた. ニューヨークでは潘基文(パン・ギムン)・国連事務総長が日本語で「力強い復興を応援しています. 日本の皆様が頑張る姿に勇気づけられます」と語った. ローマではイタリア大統領が原発の事故について、「かつてない警鐘だ」と述べた. ニューヨークの国連大使公邸での追悼式典には、各国の外交官や国連幹部ら約300人が招かれた. 西田恒夫大使が「世界中の国々や国際機関からの支援に心からの感謝をお伝えしたい」と語った. 潘氏は昨夏の福島を訪れた経験に触れ、「惨状に驚いたが、静かに、秩序を失わず、あきらめない強い意志を持つ被災者の方々に感動した」と述べた. イタリアのナポリターノ大統領は、ローマの日本大使公邸でスピーチし、原発事故の収束に取り組む作業員らの姿勢を「責任感ある人々が力を合わせた、大いなる証しだ」とたたえ、「放射能汚染の危険は、私たちにかつてない警鐘を鳴らした」とした. 米ニューヨーク発モスクワ行きのロシアの旅客機が16日、機内に爆発物が仕掛けられた疑いがあるとしてアイスランドの首都レイキャビク緊急着陸した. インタファクス通信が伝えた. 同通信などによると、緊急着陸したのはロシアの航空会社「アエロフロート」のエアバスA330. 米国の捜査当局から「爆発物が仕掛けられたスーツケース計5個が機内に運び込まれた可能性がある」との連絡を受け、途中での着陸を決めたという. 着陸後、乗客は機体から無事避難した. 爆発物処理の専門家が機内を調べている. ウェッジヒール (モスクワ=関根和弘). 韓国の原子力安全委員会は13日、南部の釜山市にある古里(コリ)原発1号機で2月9日、全交流電源が12分間にわたり喪失する事故があったことを明らかにした. 当時、1号機は点検中で原子炉は停止していたが、冷却が必要な状況だったという. 安全委によると、2月9日午後8時34分ごろ、1号機の電源関連の装置のテストをしていたところ、外部電源の供給が止まった. 非常用のディーゼル発電機も作動せず、外部電源が復旧したのは12分後だった. 原子炉は停止していたものの、使用済み核燃料の貯蔵プールや原子炉は残った熱をとるために冷却中だったという.