明日、ママがいない」は差別・偏見につなが

日本テレビ系のドラマ「明日、ママがいない」が議論を呼んでいる. 施設で暮らす子どもたちへの差別や偏見につながるのか. フィクション=作り物だと割り切って見ればいいのか. ■主役の女の子、あだ名は「ポスト」 21日、全国児童養護施設協議会が会見を開き「施設の子どもが学校で(ドラマを見た子から)『お前ももらわれていくのか』と言われた」と改めて抗議. 施設の子どもたちへの影響について調査を始めたという. 同協議会は昨年12月、第1話の脚本を確認して日テレ側に改善を求めたといい、日テレからは「回を重ねる中で変わっていく」との説明があったという. 同協議会は「状況が変わらなければ、放送中止の申し入れも検討する」としている. ドラマの舞台は児童養護施設. 15日に初回が放送された. 芦田愛菜さん(9)演じる主人公は、赤ちゃんポストに預けられた過去から「ポスト」と呼ばれる. 施設長は「お前たちはペットショップの犬と同じだ」とののしり、里親に「かわいげ」を見せるため、朝食の前に泣く練習をさせる. サッカー元日本代表MF戸田和幸(35)が15日、今季限りで現役を引退するとマネジメント会社を通じて発表した. 「18年間の現役生活に区切りをつけ次の人生に向かう決断をしました. 全てのクラブ、選手、関係者、ファン、サポーターのみなさん、こんな厄介な男に付き合っていただき感謝しています」とコメントした. 東京都出身の戸田は神奈川・桐蔭学園高から1996年に清水入り. 02年日韓W杯では全4試合に出場. 赤く染めたとさかのような髪形でも有名になった. イングランド・プレミアリーグトットナム、東京ヴなどを経て、今季はシンガポールのクラブに所属していた. J1リーグ通算271試合4得点、J2通算26試合2得点、日本代表では20試合1得点.