官民超えた外交・安保シンクタンク提言 有

13日の東京株式市場は、日経平均株価が一時、前日の終値より120円近く上がり、8500円台を回復した. 午前の終値は同88円24銭高い8473円83銭. 東京証券所全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同5.21ポイント高い732.36、出来高は10億1532万株だった. 午後1時時点の日経平均は同82円18銭高い8467円77銭、TOPIXは同5.01ポイント高い. 外交と安全保障に関する政策提言を行うシンクタンクのあり方を検討してきた有識者懇談会(座長=田中直毅・国際公共政策研究センター理事長)は7日、報告書「外交力を強化する日本型シンクタンクの構築」をまとめ、玄葉光一郎外相に手渡した. 日本の外交・安全保障関係のシンクタンクはいずれも財政難. 2008年までの10年間で五つのシンクタンクの予算は計32億円から14億円に激減している. 財団法人「日本国際問題研究所」も今年6月の省庁版事業仕分け行政事業レビュー」で、政府からの補助金が「廃止」と判定された. 報告書では、霞が関の省庁施設で空いているスペースを無償か安価でシンクタンクに提供して資金面を支援する案や、官民の壁を超えた「外交・安全保障コミュニティー」を作って人的交流を活発化させる案などを提言している.